カーシェアやレンタカーは、必要な時に最小限の利用料金で車が使えるのでとても利便性が高いサービスとして利用者が増えています。
しかし、自分の利用方法の場合どちらがお得になるのか?と疑問を持つ人が多いことも事実です。似たようなサービスではありますが、使い方や料金設定によって長所短所が存在します。
今回は、カーシェアとレンタカーの違いを知ることで、必要なときに必要なだけ、無駄なく車を使うために、それぞれの違いや特徴について詳しく解説します。
- カーシェアとレンタカーの違い
- 料金比較
- 利便性比較
- 利用時間と距離比較
- 利用可能車種比較
- それぞれの利用が向いている人
カーシェアとレンタカーの違いって何
車を一時的に使いたいとき、「カーシェア」と「レンタカー」はどちらも便利な選択肢です。しかし、借り方や料金、使える時間などに違いがあるため、目的や使い方によって向き不向きがあります。
以下では、それぞれの特徴を比較しながら概要を把握しましょう。

カーシェアのオススメサービスを以下の記事にてご紹介しています。併せてご確認ください。
車の借り方が違う
カーシェアとレンタカーの大きな違い一つ目は、車の借り方にあります。
カーシェアはスマホアプリや会員カードを使って、無人のステーションから24時間いつでも車を利用できます。一方、レンタカーは営業時間内に店舗へ行き、対面で手続きをしてから車を借りる流れが一般的です。
たとえば、カーシェアは数分で手続きが完了するのに対し、レンタカーは受付から車の受け渡しまでに20〜30分ほどかかることもあります。スムーズに車を使いたい人にとって、この手軽さは大きな魅力です。仕事終わりや早朝に車が必要な場合、カーシェアの利便性が際立ちます。
利用できる時間帯が違う
カーシェアとレンタカーでは、利用できる時間帯に明確な違いがあります。
カーシェアは基本的に24時間365日、好きな時間に車を借りて返すことができる仕組みです。一方、レンタカーは多くの店舗で営業時間が朝8時から夜20時までなどに限られており、時間外の利用は難しい場合が多いです。
たとえば、早朝に空港へ向かいたいときや、深夜に急な用事が入った場合でも、カーシェアならスムーズに対応できます。時間に縛られず自由に使いたい人にとって、カーシェアのほうが柔軟で便利です。
料金発生のタイミングが違う
カーシェアとレンタカーでは、料金が発生するタイミングに違いがあります。
カーシェアは、車のドアを開けた瞬間から利用時間として料金が発生します。たとえば、スマホアプリで予約し、実際に利用を開始した時点から料金カウントが始まる仕組みです。一方レンタカーは、貸出手続きを完了し鍵を受け取った段階から課金がスタートします。
店舗での受付時間も含まれるため、実際に運転を始めるまでの待ち時間も料金に影響します。無駄なく利用を始めたい方には、カーシェアの明快な料金設定が便利です。
ガソリン代の負担ルールが違う
カーシェアとレンタカーでは、ガソリン代の扱い方に明確な違いがあります。
カーシェアの場合、基本的にガソリン代は料金に含まれており、指定のカードで給油すれば自己負担は不要です。たとえばタイムズカーでは給油カードが車内に備えられており、満タン返しの必要もありません。一方レンタカーは、返却時にガソリンを満タンにして返すことが原則で、給油を忘れると追加料金がかかることもあります。
手間やコストを抑えたい方にとっては、カーシェアの方が安心して利用しやすい仕組みです。
ステーションや店舗の違いに注目
カーシェアとレンタカーでは、車を借りる場所にも大きな違いがあります。
カーシェアは駅前や住宅街、ショッピングモールなどに設置された無人のステーションから借りることができ、全国で1万カ所以上の拠点を展開するサービスもあります。一方、レンタカーは多くが有人の店舗型で、主要駅や空港付近などに集中しています。
たとえば、駅から徒歩1分のカーシェアステーションなら、通勤や買い物のついでに気軽に利用できます。自宅近くで手軽に使いたい人には、カーシェアの柔軟な設置場所が魅力的です。

一見するとカーシェアの方が利便性が高いように見えますね。本当にそうでしょうか?次は、具体的なポイントで比較してみましょう。
料金体系の比較:カーシェアとレンタカーのコスト
車を借りる際には、料金の仕組みも重要なポイントです。基本料金や時間単位の設定、走行距離による加算など、カーシェアとレンタカーでは費用の考え方に違いがあります。
基本料金の金額
カーシェアとレンタカーでは、基本料金の金額に明確な差があります。
カーシェアは15分単位で料金が設定されており、最安で15分220円ほどから利用できるプランもあります。一方、レンタカーは6時間や24時間など時間枠ごとに料金が決まっており、軽自動車でも6時間で約4,000円〜5,000円が相場です。
短時間の利用でコストを抑えたい方にとっては、必要な分だけ支払うカーシェアの料金体系が経済的です。用途に合わせた選び方で無駄な出費を防ぐことができます。
距離による加算料金
カーシェアとレンタカーでは、走行距離に応じた追加料金の仕組みも異なります。
カーシェアは、利用プランによって1kmあたり16円〜20円程度の距離料金が加算されることが一般的です。一方で、レンタカーは距離による加算がない場合が多く、一定時間内なら何km走っても料金は変わりません。
たとえば100km走るとカーシェアでは約1,600円〜2,000円が別途必要になるケースがあります。移動距離が長くなる予定がある場合は、距離課金のないレンタカーの方が割安になる可能性が高いです。
保険や補償の料金はどうなるの?
カーシェアとレンタカーでは、保険や補償にかかる料金の仕組みが異なります。
カーシェアは基本料金に保険が含まれている場合が多く、追加料金なしで対人・対物補償が付いていることが一般的です。たとえばタイムズカーでは、免責補償込みのプランが用意されており、万一の事故時も安心です。
一方レンタカーは、免責補償制度に加入するには別途1日あたり1,100円〜1,650円ほどの料金が必要になります。事故時のリスクを最小限に抑えたい方には、追加費用を抑えられるカーシェアが安心で経済的です。

短距離で利用するのであれば、カーシェアの方がシンプルです。ただし、長距離移動する場合には、距離料金を含めて考えるとレンタカーの方が割安になる場合が多いですね。
利便性の比較:予約から返却までの手続き
車を借りる際の使いやすさはとても大切です。予約や受け取り、返却までの流れには、カーシェアとレンタカーで明確な違いがあります。
予約方法の手軽さが違う
カーシェアとレンタカーでは、予約方法の簡単さにも大きな違いがあります。カーシェアは専用アプリから24時間いつでも予約でき、スマホ1つで完結する手軽さが魅力です。
たとえば、タイムズカーは最短30秒で予約が完了し、直前の予約も可能です。一方、レンタカーはWebサイトや電話での事前予約が一般的で、店舗の空き状況に応じて手配する必要があります。急な外出や思い立ったときに車を使いたい人には、すぐに使えるカーシェアの利便性が際立ちます。
車の受け取り場所が違う
カーシェアとレンタカーでは、車の受け取り場所の利便性に大きな差があります。
カーシェアは無人ステーション方式が多く、駅前・住宅街・商業施設の駐車場など、全国に1万カ所以上設置されており、自宅や職場の近くで利用しやすいのが特徴です。一方レンタカーは、有人店舗が中心で、都市部や観光地には多くありますが、地方や住宅地では数が限られます。
例えば徒歩5分圏内にステーションがあると、通勤前や買い物ついでにもスムーズに使えるため、日常利用にはカーシェアが便利です。
返却の場所や方法が違う
カーシェアとレンタカーでは、車の返却方法に大きな違いがあります。
カーシェアは基本的に借りた場所に戻す「ステーション返却」が中心ですが、手続きはアプリで完結し、駐車場に戻して終了です。一方、レンタカーは店舗への返却が基本で、営業時間内にスタッフへ鍵を渡す必要があります。また、ワンウェイ返却が可能なサービスもありますが、追加料金が発生するケースが多く見られます。忙しい日常には、柔軟な返却ができるカーシェアが便利です。
トラブル対応の流れが違う
トラブルが起きたときの対応体制にも、カーシェアとレンタカーでは明確な違いがあります。
カーシェアの場合、多くがアプリ内のサポート機能やコールセンターを通じて24時間対応しており、事故や故障時もスマホ一つで手続きが進められます。
一方、レンタカーでは店舗の営業時間に左右されることが多く、対応が遅れるケースもあります。たとえば、深夜に車の不具合が起きた際は、カーシェアのほうが迅速に対応してもらえる可能性が高いです。

手続きの利便性の面ではカーシェアが簡単ですが、唯一注意したいのは『必ず出発地のステーションに返却する』という点です。つまり、外出先で乗り捨てたいという場合は、レンタカーの方が柔軟性が高いということになります。
利用時間と距離の比較:短時間利用と長距離移動
カーシェアとレンタカーは、使う時間や走る距離によってコスパが大きく変わります。どちらが自分に合うかを見極めるには、それぞれの特徴を比較することが大切です。
短時間利用に向いているのはどっちか
短時間の利用にはカーシェアのほうが便利です。理由は、15分単位で使える料金設定があり、無駄なく使えるからです。
たとえばタイムズカーは15分220円前後から利用でき、30分や1時間などピンポイントでの利用に最適です。一方、レンタカーは最低でも6時間からの料金設定が多く、数時間だけの利用でも3,000円〜4,000円程度かかることがあります。
そのため、ちょっとした買い物や通院、子どもの送り迎えなど、1〜2時間だけ車を使いたい場合は、カーシェアの方が圧倒的にコスパが良く、気軽に使える選択肢となります。
長時間利用でお得なのはどっちか
長時間の利用ではレンタカーの方がコスト面で有利です。
なぜなら、カーシェアは時間と走行距離の両方で課金されるため、利用時間が長くなるほど料金が高くなりやすいからです。
例えば、タイムズカーで12時間借りた場合は基本料金5,500円に加えて距離料金が発生し、合計で7,000円以上になることもあります。一方、レンタカーは6時間~12時間の定額プランがあり、12時間プランなら5,000円前後で収まることが多いです。
そのため、旅行や出張などで1日以上車を使う場合は、レンタカーの方がコスパが良く、計画的に使いやすい選択肢といえます。
距離制限の有無が違う
長距離移動を予定している場合は、距離制限の有無が大きな判断材料になります。
カーシェアは多くの場合、1kmごとに追加料金がかかる仕組みで、例えば200km走ると3,000円以上の加算が発生することもあります。一方、レンタカーは「1日〇kmまで無料」や「走行距離無制限」のプランが選べるケースもあり、長距離になればなるほどコストの差が広がります。
そのため、移動距離が多くなると予想される場合は、レンタカーの方が割安になることが多いです。
延長利用のしやすさが違う
急な予定変更があるときは、延長手続きのしやすさが重要になります。
カーシェアはスマホアプリで延長できる仕組みが多く、24時間いつでも手軽に操作できるのが大きなメリットです。例えば、タイムズカーでは残り時間が30分を切ると延長操作が可能になります。一方、レンタカーは電話連絡が必要な場合が多く、営業時間外は対応できないこともあります。
柔軟な使い方を重視する人には、カーシェアの方が便利といえます。
車種の比較:カーシェアとレンタカーで選べる車種
利用する目的や人数によって、選べる車種の幅はとても重要です。カーシェアとレンタカーでは、選べる車種の種類や台数、特徴にも違いがあります。
選べる車の種類が違う
車種の選択肢を重視する場合、レンタカーの方が幅広く対応しています。
なぜなら、レンタカーは軽自動車からミニバン、高級車まで取り扱いが豊富だからです。例えば大手レンタカー会社では、常時30車種以上が用意されていることも珍しくありません。
一方カーシェアはコンパクトカーやハイブリッド車が中心で、シンプルな移動に適した車種が多い傾向にあります。目的や人数に応じた車選びを重視するなら、車種の幅が広いレンタカーが有利です。
軽自動車の取り扱い数が違う
普段使いや通勤でコスパを重視するなら、軽自動車の取り扱いが多いカーシェアが便利です。
というのも、カーシェアは都市部を中心に台数を確保しやすい軽自動車を多く配置しているからです。たとえば、タイムズカーでは配備車両の約60%以上が軽またはコンパクトカーとされ、短距離移動や小回り重視のユーザーに対応しています。
一方で、レンタカーは旅行や荷物運搬などの利用を想定しているため、軽自動車の比率はやや低めです。
ミニバンやワゴンの数が違う
家族やグループでの移動を想定する場合、ミニバンやワゴンの選択肢が多いレンタカーのほうが向いています。
実際、大手レンタカー会社では、ミニバン・ワゴンクラスの車種を常時10種類以上取り揃えていることも珍しくありません。一方で、カーシェアは軽やコンパクトカーが主力で、広い車種は限られています。
たとえばタイムズカーでは、ミニバンは全体の10%未満とされ、大家族や荷物の多い移動にはやや不向きです。
カーシェアとレンタカーの特徴をまとめてみよう
これまでご紹介した通り、カーシェアとレンタカーでは特徴が異なります。
- 短時間の利用に向いている。
- ガソリン代の負担がなくて安心。
- 24時間利用手続きが出来る。
→短時間で突発的な利用に向いているのがカーシェア
- 長距離を利用しても追加料金がない。
- 出発地と返却地が同じでなくても良い
- 1日単位で連続利用する場合は割安。
→計画的に旅行などで長時間利用する場合に向いているのがレンタカー

それでは、それぞれどのような利用シーンに適しているのか具体的にご紹介します。ご自身の使い方がどちらに向いているのか確認しましょう。
カーシェアの利用が向いている人
ライフスタイルに合わせて車を必要なときだけ使いたい方には、カーシェアが非常に便利です。ここでは、カーシェアが特におすすめな人の特徴を紹介します。
短時間だけ車を使いたい人に便利
短時間だけ車を使いたい人には、カーシェアの方が便利です。
なぜなら、カーシェアは15分単位など細かい時間設定ができ、1時間未満の利用も可能だからです。例えば、買い物や子どもの送迎など1〜2時間程度の利用なら、レンタカーよりもコストを大幅に抑えられます。
レンタカーは最低でも6時間単位の料金が一般的で、短時間だと割高になりがちです。必要なときに必要な時間だけ使いたい方に、カーシェアはぴったりの選択肢です。
月に数回だけ車を使う人に合っている
月に数回だけ車を利用する人には、カーシェアの方が適しています。
なぜなら、カーシェアは初期費用が安く、使った分だけ料金が発生するため、維持費を抑えられるからです。
例えば、タイムズカーシェアの場合、月額基本料金は880円(税込)ですが、利用分に充当されるため無駄がありません。一方、レンタカーは毎回店舗での手続きが必要で、利用頻度が少ないと割高になる傾向があります。コスト重視のライトユーザーにカーシェアはぴったりです。
駐車場代を節約したい人にぴったり
駐車場代を節約したい人には、カーシェアの利用が非常におすすめです。
というのも、カーシェアは自家用車のように月々の駐車場代がかからず、必要なときだけ使う仕組みだからです。たとえば都市部では月額1万円以上の駐車場費用が一般的ですが、カーシェアなら0円で済みます。
さらに、カーシェアは近隣のステーションから気軽に予約できるため、わざわざ車を所有する必要がありません。維持費を抑えたい方には理想的な選択肢です。
維持費をかけたくない人に向いている
車の維持費を抑えたい人には、カーシェアの利用が最適です。
なぜなら、カーシェアは自動車税や車検費用、保険料、駐車場代などの固定費が一切不要だからです。例えば、一般的な車の年間維持費は約30万円とされていますが、カーシェアなら必要なときだけ使うことでこの出費を大幅に抑えられます。
特に、月に数回の利用で済む人や、通勤や買い物に限定して車を使う人にとって経済的な選択肢といえます。
レンタカーの利用が向いている人
長時間の利用や家族旅行など、大人数や長距離の移動が前提となるシーンでは、レンタカーのほうが便利でコスパも高い場合があります。ここでは、どんな人にレンタカーが合っているのかを詳しく見ていきます。
長距離ドライブを予定している人に最適
長距離ドライブにはレンタカーの方が安心して使えます。
なぜなら、多くのレンタカーには走行距離制限がなく、1日単位の料金設定が中心だからです。例えば、レンタカーなら500km以上の走行でも追加料金がかからないプランも多く、カーシェアでは15円/kmなどの距離料金が加算されるため、結果として費用に大きな差が出ます。
長距離移動を前提にした計画であれば、走行コストを抑えやすいレンタカーが適しています。
家族旅行で広い車を使いたい人に向いている
家族旅行にはレンタカーが最適です。
理由は、ワゴン車やミニバンなどの大型車種を選べる点にあります。例えば、7人乗りのアルファードやヴォクシーなどが用意されているレンタカー会社も多く、チャイルドシートの貸出にも対応しているため安心です。
カーシェアにも大きな車はありますが、台数が限られ、予約が取りづらい傾向があります。家族全員が快適に移動できる車を確保したい場合は、レンタカーを選ぶのが現実的です。
大きな荷物を運びたい人にぴったり
引っ越しやキャンプなどで大きな荷物を運ぶ予定がある場合は、レンタカーの利用が最適です。
理由は、ハイエースやステップワゴンといった荷室の広い車種を選べるからです。特にレンタカー会社では商用バンや1BOXタイプも充実しており、300L以上の積載容量を確保できる車両も多く揃っています。
カーシェアではこのような大型車は限られており、予約も競争が激しいため、確実に使いたい人にはレンタカーが向いています。
利用時間が長い人におすすめ
長時間車を使いたい場合には、レンタカーの方がコスパに優れています。
理由は、1日単位や長期プランの割引があるためです。例えば、カーシェアは15分単位で料金が加算され、6時間を超えると数千円かかることもありますが、レンタカーでは24時間借りても5,000円前後で利用できるプランもあります。
長時間ドライブや観光などの計画があるなら、料金の安定感とプランの豊富さからレンタカーが向いています。
地方での移動手段が必要な人に合っている
地方への旅行や帰省などで移動手段が必要な場合は、レンタカーの方が使い勝手が良いです。
なぜなら、地方では公共交通機関の本数が少なく、カーシェアのステーションも都市部に比べて少ない傾向があるからです。例えば、地方の駅周辺にはレンタカー店舗が複数あり、乗り捨て可能なサービスも整っています。
目的地が駅から離れていることが多い地方では、すぐに利用できるレンタカーの方が圧倒的に便利です。
ネットの検索Q&A
カーシェアとレンタカーのどちらが安いか、何日使うとお得かなど、ネットでよく検索される疑問をまとめました。利用シーンごとの選び方の参考にしてください。
レンタカーとカーシェアはどちらが安い?
コスト重視で比較するなら、短時間の利用ではカーシェアのほうが安く済む傾向があります。
例えば30分あたり330円〜のプランが多く、使った時間に応じた料金のみで済むため、1〜2時間のちょい乗りに向いています。一方で、レンタカーは6時間3,000円前後と、一定時間以上の利用を前提とした料金体系です。
つまり、3時間未満の短時間であればカーシェアが割安で、6時間以上ならレンタカーのほうがコスパが良くなる場合が多いです。
カーシェアとレンタカーの損益分岐点は?
利用時間によって、カーシェアとレンタカーのどちらが得かが変わる損益分岐点があります。
一般的に、3〜4時間を超える利用ではレンタカーの方が割安になるケースが多いです。たとえば、カーシェアは30分ごとに330円、4時間で約2,640円に対して、レンタカーは6時間で約3,000円程度が相場です。つまり、数時間以内ならカーシェア、それ以上ならレンタカーの方がコスパが良くなる可能性が高いです。
タイムズカーシェアとレンタカーどっちがお得?
短時間の利用であれば、タイムズカーシェアの方が費用を抑えやすく、お得な選択です。
たとえば、15分220円で利用でき、2時間以内の買い物や送迎には最適です。一方、タイムズのレンタカーは6時間で約4,290円と設定されており、長時間の利用や遠出に向いています。
利用時間が3時間を超えると、レンタカーの方がコスパ面で有利になる傾向があるため、使い方に応じて選ぶことがポイントです。
1日使うならカーシェアとレンタカーどっち?
1日単位で利用するなら、コストパフォーマンスの面でレンタカーの方が有利です。
例えば、タイムズレンタカーは6時間で約4,290円、12時間でも約5,500円と設定されており、走行距離に関係なく料金が一定です。一方、カーシェアは時間料金に加えて走行距離ごとに加算料金(1kmあたり約16円)が発生するため、長時間や長距離の利用では費用が増える傾向にあります。
走行予定距離が20kmを超える場合は、レンタカーの方が割安になることが多いです。
カーシェアとレンタカーに法律の違いはある?
カーシェアとレンタカーは利用形態こそ異なりますが、法律上はどちらも「自家用自動車有償貸渡事業」に分類され、基本的には同じルールに基づいて運営されています。
たとえば、貸出時の本人確認や運転免許証の確認は両方に義務づけられています。ただし、カーシェアは無人貸出が多いため、スマートフォンを使った電子認証などITを活用した対応が進んでいます。
法律的な大きな違いはなく、違いが出るのは運営方式やサービス内容の部分です。
1泊2日ならカーシェアとレンタカーどっち?
1泊2日の利用なら、料金と利便性を考えるとレンタカーの方が向いています。
カーシェアは15分単位の料金体系で、長時間利用では合計費用が高くなりがちです。たとえば、タイムズカーのカーシェアで24時間利用すると8,690円(ガソリン代込み)かかるのに対し、同社のレンタカーならコンパクトカーで6,600円〜で借りられます。
宿泊を伴う旅行や長距離移動では、レンタカーの方がコスパに優れています。
カーシェアとレンタカーの違いまとめ
カーシェアとレンタカーの違いは、利用シーンや時間、コストのバランスによって選び方が大きく変わります。短時間の移動ならカーシェアが便利で、長距離や宿泊を伴う旅行にはレンタカーがコスパ面で優れています。上手に使い分けることで、カーライフをより快適に楽しむことができます。
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